3月は温かい春を迎える季節。お散歩をするのに快適な時期の到来です。大分旅行をする際には、歴史を感じながら、大分の町を楽しみませんか?その土地の歴史を知るだけで、滞在がより一層有意義なものになります。過去から現在に続く時を感じながら、大分の町を練り歩いてください。
府内城跡
市民の憩いの場である大分城址公園として愛されている府内城跡。府内城は、石田三成の妹婿である福原直高が築城を始めて、竹中重利が完成させたお城です。寛保3年の大火でお城の多くが消失しました。現在は県指定史跡に指定され、消失を逃れた「堀、石垣、土堀、天守台、櫓2棟」が見られます。春には70本以上のソメイヨシノが咲き誇り、花見客でにぎわいます。
日出城址
日出城は、日出藩主である豊臣秀吉の正室・高台院(ねね)の兄、木下延俊によって築城されました。暘谷城(ようこくじょう)の名でも呼ばれている日出城は、別府湾の景色が一望できる絶好のスポット。現在は「天守閣跡・城壁・お堀跡」などを残しており、城の名残を損なわないように小学校が建てられています。正門横には、代々日出藩の要職を務めた瀧家出身の瀧廉太郎の銅像もあります。
キリシタン墓群
由布院町にある60基のキリシタンのお墓。1580年頃、キリシタン大名の大友宗麟公のもとでキリスト教が布教されました。その後、江戸幕府の禁教令が敷かれ、隠れキリシタンとなり潜伏していました。この墓群は、彼らが密かに信仰を続けていたことを証明するものです。墓石には十字やダイヤ型が刻まれており、草の生い茂る場所にあります。2基のキリシタン墓は大分県指定史跡として指定されています。
杵築市北台南台伝統的建造物群保存地区
江戸時代に杵築藩の藩庁が置かれていたかつての城下町。江戸時代の街並みがそのまま残る杵築城と南北の台地に残る武家屋敷を歩くと、江戸時代にタイムスリップしたかのような景色が広がります。北台と南台の「旧武家町」両武家町を繋ぐ「酢屋の坂」と「塩屋の坂」の一帯には伝統建築が数多く残されています。
日田市豆田町伝統的建造物群保存地区
豆田町は幕府の天領として、九州における政治・経済の中心地として発展した重要な地です。近隣諸国や京都・大阪商人との取引で富を得た商人が台頭し、経済的な発展とともに都市文化が誕生しました。現在でも、当時の地割や伝統的な建物が多く残り、なかでも長福寺本堂と草野家住宅は、国の重要文化財に指定されています。
豊後国分寺跡
春には桜が咲き、市民の憩いの場として多くの人に親しまれている豊後国分寺跡地。約1250年前、奈良時代に聖武天皇の命により建てられました。現在は、塔跡、金堂跡、講堂跡、食堂跡が史跡公園として整備されています。この跡地は、奈良時代に栄えた様子を今に伝えてくれてる貴重な史跡です。隣には、大分市歴史資料館があり、この地の歴史を深く学ぶことができます。
まとめ
ソラージュのある日出町は、豊臣家ゆかりの城下町として発展した歴史のある街です。過去の繁栄に思いを馳せながら、大分の地で充実した時をお過ごしください。ソラージュでは、皆さまの滞在をより一層思い出深いものとするために、心地よい客室・温かいおもてなし、そして大分の味覚を堪能できる食事をご用意してお待ちしております。